
武石 典史
共通教育部(研究科) | 教授 |
共通教育部(学域) | 教授 |
社会連携センター | 教授 |
情報・ネットワーク工学専攻 | 教授 |
Ⅰ類(情報系) | 教授 |
研究者情報
研究活動情報
論文
- Structure of Naval Officer Corps in Modern Japan: Formation through Education and Examinations
Norifumi Takeishi
Social Science Japan Journal, 28巻, 1号, 出版日 2025年, 査読付 - Role of Overseas Study in the Systematization of School Education in Later-Developing Countries: Acceptance of Western Academic Study in Modern China
Norifumi Takeishi
Thai Journal of East Asian Studies, 26巻, 1号, 掲載ページ 126-145, 出版日 2022年06月, 査読付 - 後発国日本における陸軍将校の心性
武石典史
軍事史学, 57巻, 2号, 掲載ページ 50-73, 出版日 2021年09月, 査読付 - Social Aspects of Military Elites in Japan in the Early Twentieth Century
Norifumi Takeishi
Japanese Studies Journal, 36巻, 2号, 掲載ページ 100-125, 出版日 2019年12月, 査読付 - Decision-Making Process of Revision to the Basic Act on Education
Norifumi Takeishi
IJEAS, 22巻, 2号, 掲載ページ 86-105, 出版日 2018年, 査読付 - 官僚の選抜・配分構造
武石典史
教育社会学研究, 100巻, 掲載ページ 265-284, 出版日 2017年07月, 査読付 - 民主党の教育政策
武石典史
教育の設計と社会の設計, 掲載ページ 144-160, 出版日 2013年04月, 査読付 - 陸軍将校の選抜・昇進構造
武石典史
教育社会学研究, 日本教育社会学会, 87巻, 87号, 掲載ページ 25-45, 出版日 2010年11月, 査読付, 教育社会学的な歴史研究は,官僚群との対立や青年将校運動といった昭和陸軍の動きを,「陸軍将校=農業層」「帝大生・官僚=新中間層」という階層的差異をもとに葛藤モデルから論じてきている。しかし,そこでは陸軍将校の有力構成員たる陸幼組は分析対象から捨象されがちだった。本稿は,陸軍将校を「陸幼組/中学組」という二つの集団に分けつつ,その選抜,学歴キャリア,昇進の諸構造を検討したうえで,昭和陸軍の動向に考察を加えるものである。陸軍将校を構成する陸幼組と中学組は社会的背景の重なりは小さかった。また,前者が陸士,陸大の成績が良かったゆえ,昇進でも(農業出身の多い)後者より優勢だった。すなわち,学歴・成績主義を原理に形成される将校集団の構造は,上層において農業色が弱化し都会色が強まるという傾向を帯びていたのである。大正後期以降の政治的変化のなかで,陸軍は自己益と国益を,統帥権という威力に拠って重ね合わせていこうとする。統帥権の顕在化,および軍事専門職としての強い自覚を促すという,新たな社会状況のなかで始動した昭和陸軍の主力は,農業出身層ではなく,二・三代目の武官たちであり,官・軍エリートの衝突もこの文脈で把握されるべきだと思われる。確かに,農業層出身の陸軍将校は少なくなかった。しかし,彼らは昇進構造において傍流に位置し,影響力をもちえなかったのである。
日本語 - 教育改革を誰がどう進めてきたのか
広田照幸; 武石典史
教育学研究, 76巻, 4号, 掲載ページ 2-13, 出版日 2009年12月, 査読付 - 進学先としての陸軍士官学校
武石典史
史学雑誌, 114巻, 12号, 掲載ページ 55-79, 出版日 2005年12月, 査読付 - 明治後期東京における私立中学校の機能
武石典史
教育社会学研究, 75号, 掲載ページ 25-43, 出版日 2004年11月, 査読付
MISC
- Fate of Late-Developing Countries: Incompatibility Between Modernization and Civil Service Reform in Thailand
Norifumi Takeishi
出版日 2025年02月, 電気通信大学紀要, 37巻, 2号, 掲載ページ 15-23 - Contours of Patronage: Public Administration in Latin America
Norifumi Takeishi
出版日 2024年02月, 電気通信大学紀要, 36巻, 1号, 掲載ページ 21-29 - Nepotism and Meritocracy: Structure of Conflict Between Elites in Modern Brazil
Norifumi Takeishi
出版日 2023年02月, 電気通信大学紀要, 35巻, 1号, 掲載ページ 42-50 - Agents of Bureaucratic Polity in Modern Thailand : Focusing on the Training of Bureaucrats and Military Officers
Norifumi Takeishi
出版日 2022年02月, 電気通信大学紀要, 34巻, 1号, 掲載ページ 63-70 - 大正中期の高等教育改革
武石典史
出版日 2020年03月, 人間科学研究, 14巻, 掲載ページ 1-12 - 大正期における軍事エリートの養成
武石典史
出版日 2019年04月, 人間科学研究, 13巻, 掲載ページ 33-43 - 非西洋後発国の官僚
武石典史
出版日 2018年10月, 人間科学研究, 12巻, 掲載ページ 28-37 - 多様化時代における学校教育
武石典史
出版日 2018年04月, 教職論叢, 3巻, 掲載ページ 10-19 - 聖路加国際大学における学部科目「サービスラーニング」の現状と課題
高橋恵子; 武石典史; 大久保暢子; 松谷美和子; 田代順子; 大垣尚子; 宮崎純子
出版日 2018年03月, 聖路加国際大学紀要, 4巻, 掲載ページ 85-90 - 近代東洋の人材養成
武石典史
出版日 2018年03月, 人間科学研究, 11巻, 掲載ページ 10-18 - 特別活動の現状と課題
武石典史
出版日 2017年11月, 教職論叢, 2月巻, 掲載ページ 1-12 - 教育実習・事前事後指導・教職実践演習の効果的な連動
武石典史
出版日 2017年11月, 教職論叢, 2巻, 掲載ページ 45-54 - 「特別の教科道徳」の指導法をめぐる論議
武石典史
出版日 2017年11月, 教職論叢, 2巻, 掲載ページ 21-33 - 総合的な学習の時間の再構築に向けて
武石典史
出版日 2017年07月, 教職論叢, 1巻, 掲載ページ 13-22 - 道徳の教科化過程における教育的論理
武石典史
出版日 2017年07月, 教職論叢, 1巻, 掲載ページ 38-48 - なぜ学校選択制を廃止・見直ししたのか
武石典史
出版日 2015年03月, 新見公立大学紀要, 35巻, 掲載ページ 178-185 - 書評に応えて
武石典史
出版日 2013年08月, 32号, 掲載ページ 170-173 - 教員集団の同僚性と協働性
広田照幸; 武石典史
学校運営研究会, 出版日 2009年07月, 学校運営, 51巻, 4号, 掲載ページ 16-19, 日本語, 1343-5906, 40016757930, AN00361866 - 教員免許更新制の導入過程から見えてくること
武石典史
学事出版, 出版日 2008年08月, 月刊高校教育, 41巻, 10号, 掲載ページ 58-62, 日本語, 40016150957, AN00073828 - 書評 新宮讓治著『獨逸学協会学校の研究』
武石典史
吉川弘文館, 出版日 2008年05月, 日本歴史, 720号, 掲載ページ 129-131, 日本語, 0386-9164, 40015966076, AN00198834 - 明治前期東京における中等教育の趨勢
武石典史
出版日 2006年03月, 東京大学大学院教育学研究科紀要, 45巻, 掲載ページ 87-96
書籍等出版物
担当経験のある科目_授業
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 後発国における試験による近代専門職集団の形成と政軍関係に関する国際比較社会史研究
武石 典史
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 電気通信大学, 基盤研究(C), 23K02206
研究期間 2023年04月 - 2026年03月 - 非西洋後発国における業績主義とエリート間葛藤の関係性に関する比較教育社会史的研究
武石 典史
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 電気通信大学, 基盤研究(C), 令和3年度は、これまでの知見を整理しつつ、日本およびタイにおける主要アクターの「業績的特徴」を分析し葛藤の背景を検討した。そのうえで「エリート間の関係性」の理論化の足掛かりを得た。 (1)後発諸国は「軍事・文民エリートともに業績主義」、「軍事は業績主義徹底、文民は不徹底」、「軍事は不徹底、文民は徹底」、「軍事・文民ともに不徹底」などの類型のいずれか分類できる。日本は「軍事・文民エリートともに業績主義」、タイは「軍事は業績主義徹底、文民は不徹底」であることが示唆された。 (2)タイの将校の履歴を個票化し、その社会的背景を解明した。将校は近代化の初期段階から厳しい試験・選抜を課せられており、試験成績が配属先などを左右した。陸軍将校も当初は上層階級が選抜や昇進において優遇されたが、学校体系の構築とともにメリット・システム化が進行し、学歴主義・成績主義的傾向が強まっていった。この傾向によって陸軍将校は次のように特徴づけられることになった。 第一は、他の集団に対し優越感と自信を抱くようになった。第二は、凝集性である。陸士卒業という学歴が重視されるようになったことで、将校団が同校卒業生を中心とする集団となり、かつ同校や幹部養成学校での成績優秀者がその中核となった。 (3)タイにおける官僚の任用はコネなどによるところが大きく、試験制度もなかなか定着しなかった。官僚養成機関もいくつかはあり、そのうちの一つが発展しチュラロンコン大学が設立されたのは1917年になってからだった。 上記の諸分析から、将校の自負と凝集性の高さが、官僚に対する陸軍の上位性という構造の形成の一要因になったとの仮説的結論を導き出したうえで、日本およびラテンアメリカとの比較分析の重要性を指摘した。, 19K02537
研究期間 2019年04月01日 - 2023年03月31日 - 近代日本における官僚の選抜・昇進構造とセクショナリズムに関する教育社会史的研究
武石 典史
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 挑戦的萌芽研究, 本研究では、近代日本における文官と武官を「試験・選抜・昇進」の諸側面から分析することをとおして、明治中期に確立した人材選抜・配置のありかたが、大正後期以降に進展した官庁統合システムの動揺・解体にいかなる影響を与えたのかを解明した。 その作業をとおして成績・業績主義による集団形成と官僚制セクショナリズムとの関係性を捉える枠組みを考察しつつ、政治力学・社会変動・専門職の三者をどこまで整合的に、あるいは対立的に関係づけることができるのかを見極めたうえで、教育社会史と政治史の接合の可能性を示唆した。, 16K13559
研究期間 2016年04月01日 - 2020年03月31日 - 文教族の分析に基づいた政治と教育の関係性に関する実証的研究
武石 典史
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 本研究は、政治・政治家が教育政策過程においてどのような役割を果たしたのかを分析しつつ、教育と政治の関係性を考察したものである。 政治変動により内閣と党との力関係が教育政策を左右するようになったため、内閣府が主導権を握った2000年代は、文教族による教育政策への関与が限定的となったことをあきらかにした。併せて、連立政権下において選挙協力が重視され、教育政策が選挙結果の影響力を強く受けはじめたことにより、文協族の影響力が低下したことを指摘した。また、2000年代の野党民主党における教育政策の策定過程を検討し、政党間競争・政党内競争という野党をも含めた教育政策分析の視点を提示した。, 25381155
研究期間 2013年04月01日 - 2016年03月31日 - 非西洋後発国の近代化と教育の関係性に関する比較社会史的研究
武石 典史
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 新見公立短期大学, 研究活動スタート支援, 本研究は、19世紀半ばから20世紀前半の日中両国における知、とりわけ近代学知への態度、および高等教育未整備段階ないし初期段階のいくつかの側面を分析することをとおして、非西洋後発国における教育を手段とした人材輩出が近代化にどのような影響を与えたのかをあきらかにしたものである。さらにそこから、教育のありかたと近代化との関係性を考察し、非西洋後発社会の社会発展に関する一般的命題を引き出しうる可能性を仮説的に提示した。, 23830124
研究期間 2011年 - 2012年